障害基礎年金(病歴・就労状況等申立書)
病気やけがで生活や仕事に支障がある方の年金です。ここでは「病歴・就労状況等申立書」の書き方を中心にまとめます。
様式や必要書類は市町村によって違います。必ず窓口で確認してください。このページは一般的な書き方のポイントです。
何のための手続き?
病気やけがで障害の状態になり、生活や仕事に支障がある方が受け取れる年金です。
初めて医師にかかった日(初診日)や、年金の保険料を納めていたかどうかなど、受け取るための条件があります。くわしい条件・等級の基準・金額はここでは載せません。
初診日に厚生年金に入っていた場合は、障害厚生年金の対象になることもあります。
もとになる決まり:国民年金法
どこに出す?
- お住まいの市区町村の国民年金の窓口、または年金事務所・街角の年金相談センター
- 初診日にどの年金に入っていたかで、請求の窓口が変わることがあります。まず年金事務所などに相談の予約をすると安心です。
ふつう必要になるもの
- 年金請求書
- 医師の診断書(年金用の様式。障害の種類によって様式が違います)
- 受診状況等証明書(初診の病院と、診断書を書く病院が違うときに、初診日を証明するもの)
- 病歴・就労状況等申立書(ご本人・ご家族が書くもの)
- 戸籍・住民票などの証明書、本人確認書類、振込先の口座がわかるもの
- そのほか、年金事務所などが求めるもの
必要な書類・様式・写真の大きさなどは市町村によって違います。ここにないものを求められたり、いらないものがあったりします。出す前に必ず窓口で確認してください。
書くときのポイント
発病から今までを、時期ごとに区切って書く
病歴・就労状況等申立書は、発病したときから今までのことを、時期を区切って順番に書きます。受診していた期間だけでなく、受診していなかった期間も「なぜ受診しなかったか」を含めて書きます。長い期間は、様式の説明に合わせて区切りましょう。
日常生活で「できないこと」「手助けが要ること」を書く
食事・身のまわりのこと・買い物・お金の管理・人との関わり・外出などで、ひとりではできないこと、家族の手助けや声かけが要ることを具体的に書きます。調子のよい日ではなく、ふだんの様子を基準にしましょう。
働いている場合は、職場での配慮も書く
仕事をしていても、短い時間しか働けない、職場で特別な配慮(仕事内容を限る・休みを多くとる・周りの手助けなど)を受けている、といった事情があれば具体的に書きます。
診断書と内容がくい違わないようにする
申立書を書いたら、診断書の内容と大きくくい違っていないか見くらべましょう。くい違いがあるときは、主治医に相談してください。
つまずきやすいところ
- 初診日がはっきりせず、証明する書類が集まらない(古い診察券・お薬手帳・紹介状なども手がかりになります)。
- 「仕事ができている」とだけ書き、受けている配慮や休みの多さが伝わらない。
- 受診していない期間を空白のままにしてしまう。
- 申立書の内容と診断書の内容がくい違う。
記入例
架空の人物・架空の内容の文例です。実際の様式とは違います。ご本人の様子に合わせて、ご自分のことばで書いてください。
申立書の1つの時期の書き方の例(架空)
Hさん(架空):○年○月ごろから眠れない日が続き、仕事のミスが増えた。同年○月、ひろば内科を受診し、心療内科をすすめられた。この時期は家族が朝起こし、出勤の準備を手伝っていた。職場では上司に相談し、残業をなくしてもらった。
受診していない期間の書き方の例(架空)
○年○月〜○年○月:症状は続いていたが、外出がむずかしく受診できなかった。この間は家からほとんど出られず、食事は家族が用意していた。
出す前のチェックリスト
- 初診日と、それを証明する書類(受診状況等証明書など)を確かめた
- 年金用の診断書の様式(障害の種類に合ったもの)を使った
- 申立書は、発病から今までがとぎれずにつながっている
- 受診していない期間も、理由と生活の様子を書いた
- 日常生活と仕事で受けている手助け・配慮を具体的に書いた
- 申立書と診断書の内容がくい違っていないか見くらべた
- 出す書類のコピーをとった
どの申請にも共通するポイント
「できる日」ではなく「できない日・手助けが要る場面」を書く
調子のよい日を基準にすると、ふだんの大変さが伝わりません。「ひとりでできないことがある」「声かけや見守りがあればできる」など、手助けが要る場面を具体的に書きましょう。
日常の様子をメモしておく
朝起きてから寝るまで、食事・着替え・外出・お金の管理・人との関わりなどで困ったことを、日付と一緒に短くメモしておくと、申請書や面接・調査のときに役立ちます。
診断書・意見書を頼むときは、医師に日常の様子を伝える
診察の時間だけでは、家での様子は医師に伝わりにくいものです。メモを渡したり、ご家族が同席したりして、ふだんの困りごとを伝えておきましょう。
出す前にコピーをとる
書いた申請書や申立書はコピーをとっておくと、更新のときや次の手続きで同じことを聞かれたときに役立ちます。
日常の様子のメモには、サポートブック(準備ノート)も使えます。
