新人の最初の1か月ガイド
福祉・介護の仕事を始めたばかりの方へ。最初の1か月にやることと、知っておきたい大切なことをまとめました。
最初の1か月で大切なこと
週ごとにやること
職場によって進め方は違います。職場の研修の予定にあわせて使ってください。
1週目:職場と利用者を知る
まずは「知る」週。分からなくて当たり前です。
- 職場のルール(出勤・退勤、休みの連絡のしかた、身だしなみ、持ちもの)を確かめる
- 非常口・消火器・救急箱・AED の場所、緊急時の連絡の流れを確かめる
- 利用者の名前と顔、支援で特に気をつけること(食事の形態・アレルギー・持病・苦手なこと)を教わる
- 先輩の支援を見て、分からないことはメモして、あとで質問する
- 個人情報・守秘義務の説明を受け、ルールを確かめる
2週目:先輩と一緒にやってみる
先輩と一緒に、決まった流れの支援をやってみる週です。
- 1日の流れ(送迎・活動・食事・入浴など)を、先輩と一緒に行う
- 個別支援計画(介護ではケアプランなど)を読み、一人ひとりの目標と支援の方法を知る
- 記録を書いてみて、先輩に見てもらう
- 利用者への声かけや伝え方を、先輩のやり方から学ぶ
3週目:少しずつ任せてもらう
見守ってもらいながら、できることを増やしていく週です。
- 慣れてきた支援を、先輩に見守ってもらいながら一人でやってみる
- 気づいたこと(いつもとちがう様子など)を、自分から報告する
- ヒヤリハットがあったら、ためらわずに報告する
- 分からないこと・不安なことを、そのままにしない
4週目:振り返る
1か月をふり返り、次の目標を決める週です。
- できるようになったこと、まだ不安なことを書き出す(スキルの棚卸しシートが使えます)
- 上司や先輩との面談で、これからの目標や受けたい研修を相談する
- 疲れがたまっていないか、自分の体と心の調子をふり返る
記録の書き方
記録は、支援をつなぐための大切な道具です。読んだ人が、その場にいなくても様子が分かるように書きます。
- いつ・どこで・だれが・何を・どうした、を具体的に。
- 事実(見たこと・聞いたこと・本人の言葉)と、自分の考え・判断を分けて書く。本人の言葉は「 」でそのまま書くと伝わりやすくなります。
- 「落ちつきがなかった」より「10時ごろ、部屋を何度も出入りし、『家に帰りたい』と話した」のように、様子が目に浮かぶように。
- 決めつけや、本人を傷つける表現は使わない。記録は本人や家族が読むこともあります。
- その日のうちに書く。訂正は、職場で決められた方法で(書き直した跡が分かるように)。
- 支援が個別支援計画にそって行われたことが分かるように書く。
報告・連絡・相談
- 報告:頼まれたこと・起きたことの結果を伝える。事故やけが、いつもとちがう様子は、小さなことでもすぐに。
- 連絡:予定の変更や、ほかの人も知っておくべきことを伝える。
- 相談:迷ったとき・困ったときに、一人で判断せずに意見を聞く。
- 伝えるときは、結論から短く。「〇〇さんのことで報告です。△△がありました。いまは□□です」
- 悪い知らせほど早く。ミスを隠さないことが、利用者を守ることにつながります。
守秘義務と個人情報
SNS の注意
- 利用者・家族・職場のことを、SNS に書かない・写真をのせない。名前を出さなくても、日付・場所・写りこみなどから人が分かることがあります。
- 鍵をかけた(限定公開の)アカウントや、消えるタイプの投稿でも、画面を保存されて広がることがあります。
- 仕事のぐちや、利用者を笑いものにするような投稿は、利用者を傷つけ、職場の信用も失います。
- 利用者や家族と、個人の SNS でつながる・連絡をとることは、職場のルールにしたがいましょう(多くの職場で禁止されています)。
知っておきたい大切なこと
困ったときは
このページは一般的な説明です。法律・制度・基準は改正されることがあり、地域や事業所によって扱いが違うこともあります。くわしくは、最新の情報と、職場・自治体・公的な窓口で確かめてください。
