高齢者福祉 用語辞典:「ふ」
99語のうち 1〜80語め(ふぁーす…〜ふようし…)
- ファーストステップ研修ふぁーすとすてっぷけんしゅう
- 介護福祉士などの資格をもつ介護職員が、チームの小さなリーダーとして必要な力を身につけるための研修です。日本介護福祉士会などが行っています。
- FASTふぁすと
- 脳卒中を早く見つけるための合言葉です。顔のゆがみ(Face)、腕のまひ(Arm)、言葉の障害(Speech)を確かめ、あれば発症の時刻(Time)を確かめてすぐ救急車を呼びます。
- 不安ふあん
- これから何が起こるか分からないなどで、落ち着かず心配な気持ちが続く状態です。認知症の方は不安を感じやすく、多くのBPSDの背景になるといわれます。
- ファンクショナルリーチテストふぁんくしょなるりーちてすと別の言い方:FRT
- 立ったまま腕を前に伸ばし、足を動かさずにどこまで手を前に出せるかをはかるテストです。バランスの力を調べます。
- 不安障害ふあんしょうがい
- 必要以上の不安や心配が続き、生活に支障が出る心の病気です。高齢者では体の病気や生活の変化をきっかけに起こることがあります。
- フィードバックふぃーどばっく
- LIFEにデータを出した事業所に返される、利用者や事業所の状態を全国と比べた分析結果です。ケアの計画の見直しに使います。
- VSRADぶいえすらど
- MRIの画像をコンピューターで分析し、海馬のあたりの萎縮の程度を数値で示すソフトです。アルツハイマー型認知症の診断を助ける目的で使われます。
- フィジカルロックふぃじかるろっく
- ひもや柵、ミトンなどの道具を使って、高齢者の体の動きを物理的におさえつけることです。いわゆる身体拘束のことをさします。
- FIMふぃむ別の言い方:機能的自立度評価法
- 日常生活動作を、運動と認知(コミュニケーションや理解など)の項目に分け、実際にしている動作を点数で評価する方法です。
- フードテストふーどてすと別の言い方:FT
- ティースプーン1杯のプリンなどを食べてもらい、飲みこめるか、むせるか、口の中に残るかを見て、飲みこむ力を評価するテストです。
- フェイスシートふぇいすしーと
- 利用者の名前・家族・病気・生活歴など、基本となる情報をまとめた用紙です。
- フェイスシールドふぇいすしーるど
- 顔の前をおおう透明な板で、しぶきが目や顔にかかるのを防ぐ防護具です。吸引や口腔ケア、おう吐物の処理など、しぶきが飛ぶおそれのある場面で使います。
- フォーマルサービスふぉーまるさーびす
- 介護保険や医療、行政など、制度にもとづいて行われる公的なサービスや支援のことです。
- 付加年金ふかねんきん
- 自営業者などの国民年金の第1号被保険者が、通常の保険料に上乗せして付加保険料を納めると、老齢基礎年金に上乗せして受け取れる年金です。
- 腹圧性尿失禁ふくあつせいにょうしっきん
- せき・くしゃみ・重い物を持つときなど、おなかに力が入ったときに尿がもれることです。骨盤の底の筋肉が弱い女性に多く見られます。
- 腹臥位ふくがい
- うつぶせに寝た姿勢のことです。背中やおしりの圧迫をなくせますが、顔が下を向くので、息苦しくないかに気をつけます。
- 副甲状腺機能亢進症ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう
- 首にある副甲状腺のホルモンが出すぎて、血液中のカルシウムが増える病気です。骨がもろくなったり、尿路結石やだるさ、のどの渇きが出たりします。
- 複雑性悲嘆ふくざつせいひたん
- 大切な人を亡くした悲しみが、長い間とても強く続き、日常生活に大きな支障が出る状態です。専門的な支援が必要になることがあります。
- 副作用ふくさよう
- 薬の本来の目的とは別に起こる、望ましくない作用です。高齢者は薬が体に残りやすく、ふらつき・眠気・便秘・食欲の低下などが出やすくなります。
- 副子ふくし別の言い方:シーネ
- 骨折やねんざが疑われるときに、その部分が動かないように添えて固定する板などのことです。応急手当では段ボールや雑誌でも代用できます。
- 福祉元年ふくしがんねん
- 老人医療費の無料化や年金の引き上げなどが行われた1973年を、福祉が大きく前に進んだ年としてよんだ言葉です。同じ年の石油危機で、その後は見直しが進みました。
- 福祉機器展ふくしききてん
- 福祉用具や介護ロボットなどを、実際にさわって比べられる展示会です。国際福祉機器展などが開かれています。
- 福祉国家ふくしこっか
- 国が社会保障や福祉に大きな責任をもち、国民の生活の安定を目指す国のあり方です。第二次世界大戦の後、ヨーロッパなどで広がりました。
- 福祉サービス第三者評価ふくしさーびすだいさんしゃひょうか別の言い方:第三者評価
- 事業者でも利用者でもない専門の評価機関が、福祉サービスの質を公平な立場から評価するしくみです。
- 福祉三法ふくしさんぽう
- 戦後すぐにできた、生活保護法・児童福祉法・身体障害者福祉法の3つの法律をまとめたよび名です。日本の社会福祉の出発点になりました。
- 福祉事務所ふくしじむしょ
- 都道府県や市などが置く福祉の行政機関です。生活保護の申請の受付や決定、高齢者や障がい者などの福祉の相談や手続きを行います。
- 福祉住環境コーディネーターふくしじゅうかんきょうこーでぃねーたー
- 高齢者や障がいのある人が暮らしやすい住まいを、医療・福祉・建築の知識を使って提案する人の検定試験の資格です。
- 福祉人材センターふくしじんざいせんたー
- 福祉や介護の仕事をしたい人と、人を求める施設・事業所をつなぐ無料の職業紹介などを行う機関です。都道府県社会福祉協議会が運営しています。
- 福祉八法改正ふくしはっぽうかいせい別の言い方:福祉関係八法改正
- 1990年に老人福祉法など福祉の8つの法律をまとめて変えたことです。在宅サービスを法律に位置づけ、特別養護老人ホームへの入所の決定などを市町村に移しました。
- 福祉避難室ふくしひなんしつ
- 一般の避難所の中で、お年寄りや障害のある人など配慮が必要な人のために、別に用意する部屋やスペースです。
- 福祉避難所ふくしひなんじょ
- 災害のとき、一般の避難所での生活がむずかしい高齢者や障がいのある人などのために、特別な配慮をして開かれる避難所です。
- 福祉有償運送ふくしゆうしょううんそう
- NPO法人や社会福祉法人などが、ひとりで公共交通機関を使うのがむずかしい高齢者や障がいのある人を、自家用車で有料で送迎するしくみです。国への登録が必要です。
- 福祉用具ふくしようぐ
- 高齢者や障害のある人の生活を便利にし、介護の負担を軽くするための道具です。車いす、介護ベッド、手すり、歩行器などがあります。
- 福祉用具購入費支給限度基準額ふくしようぐこうにゅうひしきゅうげんどきじゅんがく
- 特定福祉用具を買ったときに介護保険から支給される額の上限です。年度ごとに決まっていて、要介護度に関係なく同じ額です。
- 福祉用具サービス計画ふくしようぐさーびすけいかく
- 福祉用具専門相談員がつくる、福祉用具を使う目標や、選んだ理由、使うときの注意などを書いた計画です。
- 福祉用具専門相談員ふくしようぐせんもんそうだんいん
- 福祉用具の貸与・販売の事業所で、利用者に合った福祉用具を選ぶ手伝いや、使い方の説明、点検などを行う専門の職員です。
- 福祉用具貸与ふくしようぐたいよ別の言い方:福祉用具レンタル
- 車いすや特殊寝台(介護ベッド)、手すり、歩行器など、決められた福祉用具を借りられる居宅サービスです。費用の一部を払って利用します。
- 福祉用具貸与事業所ふくしようぐたいよじぎょうしょ
- 介護保険の指定を受けて、福祉用具を貸し出す事業所です。用具の選び方の相談、届けと取付け、点検や消毒などを行います。
- 福祉用具の試用ふくしようぐのしよう
- 福祉用具を借りたり買ったりする前に、実際に使ってみて体や家に合うかを確かめることです。合わない用具は事故の原因になります。
- 福祉用具の点検ふくしようぐのてんけん
- 借りている福祉用具が安全に使えるか、事業所が定期的に確かめることです。こわれた所の修理や、体に合っているかの確認もします。
- 福祉用具プランナーふくしようぐぷらんなー
- 福祉用具の選び方や使い方について、より深く学ぶ研修を終えた人です。福祉用具専門相談員などが、知識を高めるために受けます。
- 福祉六法ふくしろっぽう
- 福祉三法に、知的障害者福祉法・老人福祉法・母子及び父子並びに寡婦福祉法を加えた6つの法律のよび名です。福祉事務所が受けもつ仕事のもとになっています。
- 副腎不全ふくじんふぜん
- 副腎から出る、体を守るホルモンが足りなくなる状態です。だるさや食欲低下、低血圧などが出ます。ステロイドの薬を自己判断で急にやめると起こることがあります。
- 複数回嚥下ふくすうかいえんげ
- 一口の食べものを、何回かに分けて飲みこむ方法です。のどに残った食べものを減らし、誤嚥を防ぎます。
- 複数名訪問加算ふくすうめいほうもんかさん
- 体の大きい人の介助や、暴力などがある場合に、訪問看護を2人の職員で同時に行ったときの加算です。
- 腹部超音波検査ふくぶちょうおんぱけんさ別の言い方:腹部エコー
- お腹に超音波をあて、肝臓や胆のう、腎臓、膵臓などのようすを画面で見る検査です。痛みや被ばくがなく、くり返し受けられます。
- 腹部突き上げ法ふくぶつきあげほう別の言い方:ハイムリック法
- のどに物がつまったとき、後ろから抱えるように腕を回し、みぞおちの下を上に向かって強く押し上げて、つまった物を出す方法です。
- 腹部膨満ふくぶぼうまん
- お腹が張ってふくらんでいる状態です。便秘やガスのたまり、腸閉塞、腹水などで起こり、食欲が落ちたり息苦しくなったりすることがあります。
- 腹部マッサージふくぶまっさーじ
- おなかを「の」の字をかくように、やさしくなでたり押したりするマッサージです。腸の動きを助け、便秘の予防に役立ちます。
- 腹膜透析ふくまくとうせき別の言い方:PD
- おなかの中に透析液を入れ、おなかの膜(腹膜)を通して老廃物や水分を取り除く透析です。自宅で行うことができ、通院の回数が少なくてすみます。
- 服薬アドヒアランスふくやくあどひあらんす
- 本人が薬の必要性を理解して納得し、自分から決められたとおりに薬を飲み続けることです。
- 服薬介助ふくやくかいじょ
- 決められた薬を、決められた時間に正しく飲めるように手伝うことです。名前・日付・時間を確かめ、飲みこむまで見守ります。
- 服薬カレンダーふくやくかれんだー
- 曜日と朝・昼・夕・寝る前などのポケットがあり、そこに1回分ずつ薬を入れておくカレンダーです。飲んだかどうかがひと目で分かります。
- 服薬管理ふくやくかんり
- 決められた薬を、決められた時間に正しく飲めるように管理することです。本人の力に合わせて、家族・介護職・薬剤師などが支えます。
- 服薬補助ゼリーふくやくほじょぜりー別の言い方:嚥下補助ゼリー
- 錠剤や粉薬を包みこんで、飲みこみやすくするためのゼリーです。のどにつかえたり、むせたりするのを防ぎます。薬との組み合わせは薬剤師に確認します。
- 不潔行為ふけつこうい
- 排せつ物をさわったり、ちがう場所で排せつしたりすることを指す言葉です。おむつの不快感やトイレの場所が分からないことが理由のことが多く、原因に合わせた対応が大切です。
- 付言事項ふげんじこう
- 遺言書に書きそえる、家族への感謝の気持ちや財産の分け方の理由などのことです。法的な効力はありませんが、相続人どうしの争いを防ぐのに役立つことがあります。
- 不顕性誤嚥ふけんせいごえん
- むせなどの目に見える反応がないまま、だ液や食べ物が気管に入ってしまうことです。寝ている間に起こることも多く、気づきにくいので注意が必要です。
- 浮腫ふしゅ別の言い方:むくみ
- 体の中の水分が皮膚の下などにたまり、腫れた状態です。足に出やすく、指で押すとへこみが残ることがあります。心臓・腎臓・肝臓の病気や低栄養などで起こります。
- 不正請求ふせいせいきゅう
- 実際に行っていないサービスを請求したり、基準を満たさないのに加算をとったりするなど、事業者がうそや不正な方法で介護給付費を請求することです。
- 不整脈ふせいみゃく
- 心臓の拍動のリズムが乱れたり、速すぎたり遅すぎたりする状態です。どうき・めまい・息切れなどが出ることも、症状がないこともあります。
- 不正利得の徴収ふせいりとくのちょうしゅう
- うそや不正な手段で保険給付を受けた人や事業者から、市町村がその分のお金を取り戻すことです。加算金が上乗せされることもあります。
- 付帯工事ふたいこうじ
- 手すりの取付けなどの住宅改修をするために、いっしょに必要になる工事です。壁の下地の補強や、便器の取りかえにともなう給排水の工事などです。
- 2人の訪問介護員等による訪問介護ふたりのほうもんかいごいんとうによるほうもんかいご
- 体が大きい人の介助や、暴力などがある場合など、1人では安全にできないときに、2人のヘルパーが同時に訪問するものです。
- 負担限度額認定ふたんげんどがくにんてい
- 特定入所者介護サービス費を受けるために、市町村が所得や預貯金などを確認し、食費・居住費の負担の上限を決めることです。
- 普通型電動車いすふつうがたでんどうくるまいす
- モーターの力で動く車いすです。手元のレバーで進む向きや速さを操作します。腕の力が弱い人でも自分で移動しやすくなります。
- 普通徴収ふつうちょうしゅう
- 介護保険料を、市町村から届く納付書や口座振替で自分で納める方法です。年金の額が少ない人や、65歳になったばかりの人などが当てはまります。
- フットケアふっとけあ
- 足を清潔にし、傷・水虫・たこ・爪の異常などを早く見つけて手入れすることです。糖尿病の人では足の病気を防ぐためにとても大切です。
- フットサポートふっとさぽーと別の言い方:フットレスト
- 車いすに座ったときに足をのせる台です。移乗のときは足が引っかからないよう、上げておきます。
- 物理療法ぶつりりょうほう
- 温める・冷やす・電気・光・水などの力を利用して、痛みをやわらげたり血のめぐりをよくしたりする治療の方法です。
- 不適切ケアふてきせつけあ
- 虐待とまではいえなくても、利用者の尊厳を傷つけたり、本人の気持ちを無視したりするケアのことです。放っておくと虐待につながるおそれがあります。
- 不動産担保型生活資金ふどうさんたんぽがたせいかつしきん
- 社会福祉協議会が行う、住んでいる家や土地を担保に、高齢者世帯に生活のお金を貸すしくみです。生活福祉資金の一つです。
- 太柄スプーンふとえすぷーん
- 柄が太く、握る力が弱い人でも持ちやすいように作られたスプーンです。食事のための自助具の一つです。
- 部分床義歯ぶぶんしょうぎし別の言い方:部分入れ歯
- 一部の歯がないときに使う入れ歯で、留め金(クラスプ)で残っている歯にかけて固定します。着け外しで留め金を曲げないよう注意します。
- 部分清拭ぶぶんせいしき
- 顔・手・背中・陰部など、体の一部だけをふく清拭です。体調や汚れの具合に合わせて行います。
- 部分浴ぶぶんよく
- 手や足など体の一部だけをお湯につけて洗う方法です。全身の入浴ができないときでも、清潔と気持ちよさが得られます。
- 踏み台ふみだい
- 玄関の上がりかまちなど、高い段差の途中に置いて、一段の高さを低くする台です。手すりといっしょに使うと安全です。
- 不眠ふみん別の言い方:不眠症
- 眠りたいのに十分に眠れない状態です。寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚めるなどの種類があります。
- 扶養義務ふようぎむ
- 民法で決められた、親子や祖父母と孫などの直系の親族や兄弟姉妹が、生活に困っている家族を助ける義務です。生活保護では扶養できるかの確認が行われることがあります。
- 扶養照会ふようしょうかい
- 生活保護の申請があったとき、福祉事務所が親や子どもなどの親族に、援助ができるかどうかを問い合わせることです。事情によっては行わないこともあります。
