高齢者福祉 用語辞典:「き」
163語のうち 1〜80語め(きーぱー…〜きゅうふ…)
- キーパーソンきーぱーそん
- 本人の支援を考えるときに、中心となって意思決定や連絡を担う人のことです。家族がなることが多く、ケアマネジャーや医療機関との窓口になります。
- 記憶障害きおくしょうがい
- 新しいことを覚えられない、覚えたことを思い出せないなど、記憶のはたらきが下がる症状です。認知症では、少し前の出来事を忘れやすいことが多いといわれます。
- 期外収縮きがいしゅうしゅく
- 本来のリズムより早いタイミングで心臓が動いてしまう不整脈です。脈が飛ぶように感じることがあり、多くは治療がいりませんが、検査が必要なこともあります。
- 機械浴きかいよく別の言い方:特殊浴
- 座ったままや寝たままで入れる、機械のついた浴槽を使う入浴の方法です。ふつうのお風呂に入るのが難しい人が使います。
- 気管カニューレ内部の吸引きかんかにゅーれないぶのきゅういん
- 気管切開をした人の、のどに入っている管(気管カニューレ)の中にたまったたんを吸い取ることです。管の先より奥には入れないことが決まりです。
- 気管支拡張症きかんしかくちょうしょう
- 気管支の一部が広がったまま戻らなくなり、痰がたまりやすくなる病気です。せきや痰が続き、肺炎などの感染をくり返しやすくなります。
- 気管支喘息きかんしぜんそく別の言い方:喘息
- 空気の通り道である気管支に炎症が続き、せまくなって、ぜーぜー・ひゅーひゅーという呼吸や息苦しさ、せきの発作が起こる病気です。
- 気管切開きかんせっかい
- のどの前の部分を切開して、気管に直接空気の通り道を作ることです。管(気管カニューレ)を入れて、呼吸やたんの吸引をしやすくします。
- 気胸ききょう
- 肺に穴があいて空気が胸の中にもれ、肺がしぼむ病気です。急な胸の痛みや息苦しさが出ます。高齢者では肺気腫などの病気がもとで起こることがあります。
- 起座位きざい
- 上半身を起こし、テーブルやクッションに前かがみにもたれた姿勢のことです。息苦しいときに呼吸が楽になります。
- 起座呼吸きざこきゅう
- 横になると息苦しくなり、体を起こして座ると楽になる呼吸の状態です。心不全が悪くなったときのサインの一つです。
- きざみ食きざみしょく
- 食べものを細かくきざんだ食事です。かむ力が弱い人向けですが、口の中でばらけやすく、飲みこみが弱い人にはむせの原因になることがあります。
- 刻み食きざみしょく
- ふつうの食事を細かく刻んだ食事です。かむ力が弱い人向けですが、口の中でばらばらになりやすく、飲みこむ力が弱い人にはむせの原因になることがあります。
- 義歯ぎし別の言い方:入れ歯
- ぬけた歯の代わりに口に入れる、取り外しのできる人工の歯です。毎食後に外して洗い、夜は外して水につけて保管します。
- 義歯安定剤ぎしあんていざい
- 合わなくなった入れ歯を、一時的に安定させるためのクリームなどです。合わないときは、まず歯科で調整してもらうことが大切です。
- 義歯性口内炎ぎしせいこうないえん
- 合わない入れ歯や、入れ歯の汚れが原因で、入れ歯の下の歯ぐきや上あごが赤くただれる状態です。入れ歯の清掃や調整で防ぎます。
- 義歯清掃ぎしせいそう
- 入れ歯を外して、ブラシで汚れを落とし、清潔に保つことです。熱いお湯は変形の原因になるため、水かぬるま湯で洗います。
- 義歯洗浄剤ぎしせんじょうざい
- 入れ歯を水につけておくときに入れる薬剤です。ブラシで落としきれない汚れや細菌を取りのぞきます。
- 器質的口腔ケアきしつてきこうくうけあ
- 歯みがきや入れ歯の清掃などで、口の中の汚れや細菌を取りのぞき、清潔にする口腔ケアのことです。
- 希死念慮きしねんりょ
- 死にたいと思う気持ちのことです。うつ病などで見られ、気づいたときは一人で抱えず、医療などの専門家につなぐことが大切です。
- 義歯ブラシぎしぶらし
- 入れ歯を洗うための専用のブラシです。入れ歯は傷つきやすいので、歯みがき粉は使わず、流水で洗います。
- 基準該当サービスきじゅんがいとうさーびす
- 指定の基準をすべては満たしていないものの、市町村が一定の水準にあると認めた事業者のサービスです。特例居宅介護サービス費の対象になります。
- 基準収入額適用申請きじゅんしゅうにゅうがくてきようしんせい
- 住民税の課税所得が高く3割負担と判定された人でも、収入の合計が一定より少なければ、申請によって負担の割合を下げてもらう手続きです。
- 基準費用額きじゅんひようがく
- 施設の食費や居住費について、国が決めた平均的な費用の額です。この額と負担限度額との差が、特定入所者介護サービス費として支給されます。
- 基準病床数きじゅんびょうしょうすう
- 医療計画で定める、地域に置いてよい病院のベッドの数の目安です。これより多い地域では、新しく病院のベッドを増やすことがおさえられます。
- 机上訓練きじょうくんれん
- 実際に体を動かすのではなく、災害などの場面を想定して、会議室などで話し合いながら、だれが何をするかを確かめる訓練です。BCPの訓練などで行われます。
- 季節行事きせつぎょうじ別の言い方:年中行事
- お正月・節分・ひなまつり・七夕・お月見など、季節ごとに行う行事です。季節を感じ、昔の思い出を話すきっかけにもなります。
- 基礎年金番号きそねんきんばんごう
- 公的年金に加入する人一人ひとりにつけられた番号です。年金手帳や基礎年金番号通知書に書かれ、手続きで使います。
- 帰宅願望きたくがんぼう
- 施設や自宅にいても「家に帰りたい」と強く訴えることです。不安やさびしさ、役割を果たしたい気持ちなどが背景にあることが多く、その思いをくみとる関わりが大切です。
- 偽痛風ぎつうふう
- 関節の中に結晶がたまり、急に関節が腫れて痛む病気です。膝に多く、熱が出ることもあります。痛風に似ていますが原因の結晶がちがい、高齢者に多くみられます。
- 気道確保きどうかくほ
- 意識のない人の空気の通り道を開ける方法です。片手をおでこに当てて頭を後ろにそらし、もう一方の指であごの先を持ち上げます。
- 機能強化型在宅療養支援診療所きのうきょうかがたざいたくりょうようしえんしんりょうじょ
- 在宅療養支援診療所のうち、医師の数や往診・みとりの実績が多いなど、より強い体制をもつ診療所です。いくつかの診療所が連携して条件を満たす形もあります。
- 機能訓練きのうくんれん
- 体のはたらきを保ったり、よくしたりするための訓練です。デイサービスや施設などで、日常生活をできるだけ自分で続けられるように行います。
- 機能訓練指導員きのうくんれんしどういん
- 通所介護や特養などで、利用者の心身の機能を保つための訓練を行う職員です。理学療法士・作業療法士・看護職員・柔道整復師などがなれます。
- 機能訓練体制加算きのうくんれんたいせいかさん
- 短期入所生活介護などで、機能訓練の仕事を専門にする常勤の機能訓練指導員を置いている事業所の加算です。
- 技能実習ぎのうじっしゅう別の言い方:外国人技能実習制度
- 開発途上国などの人が、日本で働きながら技能を学び、母国に役立ててもらうための制度です。介護も対象の職種で、育成就労制度へ移ることが決まっています。
- 機能性ディスペプシアきのうせいでぃすぺぷしあ
- 検査では胃に異常が見つからないのに、胃もたれやみぞおちの痛み、すぐにお腹がいっぱいになる感じが続く状態です。
- 機能性尿失禁きのうせいにょうしっきん
- 排尿のしくみには問題がないのに、体が動きにくい、トイレの場所がわからないなどの理由で、間に合わずにもれることです。
- 機能的口腔ケアきのうてきこうくうけあ
- 口や舌の体操、マッサージなどで、食べる・飲みこむ・話すといった口の働きを保ち、高める口腔ケアのことです。
- 規範的統合きはんてきとうごう
- 地域包括ケアシステムをつくるため、市町村や事業所、住民などが、地域の目指す姿や考え方をそろえ、同じ方向で取り組むことです。
- ギプス固定ぎぷすこてい
- 骨折したところなどを、かたまる包帯などで包んで動かないようにする治療です。皮膚のこすれや、指先のしびれ・色の変化に気をつけます。
- 基本型きほんがた
- 老健の報酬の区分で、在宅復帰や在宅療養の支援について基本となる要件を満たした施設の区分です。
- 基本指針きほんししん
- 国が示す、介護保険事業計画をつくるときの考え方や方針です。市町村や都道府県はこれにそって計画をつくります。
- 基本情報きほんじょうほう
- 介護サービス情報公表制度で公表される情報のうち、事業所の名前や所在地、職員の数、利用料など、基本的な事実の情報です。
- 基本チェックリストきほんちぇっくりすと
- 生活の様子や運動、栄養、口の機能、閉じこもり、物忘れ、気分などについての質問票です。総合事業のサービスが必要な人を見つけるのに使います。
- 基本調査きほんちょうさ
- 認定調査のうち、体の動き、生活の動作、認知機能、行動などについて決められた項目を選択式で調べる部分です。一次判定に使われます。
- 基本報酬きほんほうしゅう
- 介護報酬のうち、サービスの種類や時間、要介護度などに応じて基本として決められている部分です。これに加算や減算が加わります。
- 偽膜性腸炎ぎまくせいちょうえん
- 抗菌薬を使って腸内の細菌のバランスがくずれ、ディフィシル菌という細菌が増えて下痢が続く病気です。施設では接触感染を防ぐ対策が必要です。
- 虐待の通報義務ぎゃくたいのつうほうぎむ別の言い方:通報義務
- 高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を見つけた人が、市町村に知らせなければならないという決まりです。命や体に重大な危険があるときは特に義務とされます。
- 虐待の防止のための指針ぎゃくたいのぼうしのためのししん別の言い方:虐待防止指針
- 虐待防止についての事業所の考え方や、委員会・研修のこと、虐待が起きたときの対応などをまとめたものです。
- 虐待防止委員会ぎゃくたいぼうしいいんかい
- 虐待を防ぎ、早く見つけるための対策を話し合う委員会です。すべての介護事業所が定期的に開き、結果を職員に知らせることが求められます。
- 虐待防止担当者ぎゃくたいぼうしたんとうしゃ
- 事業所の中で、虐待防止の取り組みを進めるために決める担当者です。委員会や研修などを中心になって進めます。
- 逆流性食道炎ぎゃくりゅうせいしょくどうえん
- 胃の中の酸が食道に逆流して、食道に炎症が起こる病気です。胸やけ・すっぱいものが上がってくる感じなどが出て、背中が丸い人や食後すぐ横になる人に起こりやすいです。
- キャスターきゃすたー
- 車いすの前についている小さな車輪です。向きが自由に変わります。段差を越えるときは、ティッピングレバーを踏んでキャスターを上げます。
- 客観的情報きゃっかんてきじょうほう
- 見たり測ったりして分かる事実の情報です。体温・食べた量・表情・行動などで、SOAPのOにあたります。
- キャッシュカード詐欺盗きゃっしゅかーどさぎとう
- 警察官などのふりをして家に来て、キャッシュカードを封筒に入れさせ、すきを見て別のカードとすりかえて盗む手口です。
- ギャッチアップぎゃっちあっぷ
- 介護ベッドの背中の部分やひざの部分を上げることです。上げ下げのあとは、背中やおしりのずれを直すことが大切です。
- キャラバン・メイトきゃらばんめいと
- 認知症サポーター養成講座の講師をつとめる人です。決められた研修を受けた人がなり、地域で認知症への理解を広げる役割を担います。
- キャリアパスきゃりあぱす
- 職員がどのような経験や研修、資格を積めば、どの役職や給料に進めるかを示した道すじのことです。処遇改善加算の要件の1つにもなっています。
- キャリアパス要件きゃりあぱすようけん
- 処遇改善加算の要件の一つです。職員の役職や仕事の内容に応じた賃金のしくみ、研修の機会、昇給のしくみなどを整えることが求められます。
- キャリアラダーきゃりあらだー
- 職員の能力をはしごのように段階に分け、それぞれの段階でできるようになることを示したものです。育成や評価の目安として使われます。
- Q&Aきゅーあんどえー
- 国が報酬改定などのあとに出す、算定や基準についての疑問に答えた資料です。事業所や自治体が判断のよりどころにします。
- QOLきゅーおーえる別の言い方:生活の質、人生の質
- その人が、自分の生活や人生にどのくらい満足し、自分らしく生きているかということです。介護は、QOLを高めることを目指します。
- QODきゅーおーでぃー別の言い方:死の質、クオリティ・オブ・デス
- 最期の時期を、苦痛が少なく、本人の望む形で過ごせたかという、死を迎えるまでの過ごし方の質のことです。
- 嗅覚障害きゅうかくしょうがい
- においが分かりにくくなる状態です。年をとると起こりやすく、ガスもれやこげ、くさった食べ物に気づきにくくなるため、暮らしの安全に注意が必要です。
- 救急安心センター事業きゅうきゅうあんしんせんたーじぎょう別の言い方:#7119
- 急な病気やけがで、救急車を呼ぶべきか、すぐ病院に行くべきか迷ったときに、電話で看護師などに相談できる窓口です。実施していない地域もあります。
- 救急医療情報キットきゅうきゅういりょうじょうほうきっと
- 持病や飲んでいる薬、かかりつけ医、緊急連絡先などを書いた紙を容器に入れて冷蔵庫などに置き、救急隊がすぐ分かるようにするものです。自治体が配っています。
- 救急搬送きゅうきゅうはんそう
- 急な病気やけがの人を、救急車などで病院へ運ぶことです。付きそう人は、本人の持病や薬、ふだんのようす、急変の時刻などを伝えられるようにしておきます。
- 救護施設きゅうごしせつ
- 生活保護法にもとづく施設で、体や心の障害などのために、ひとりで日常の生活を送ることがむずかしい人が入って生活の支援を受けます。お年寄りも多く暮らしています。
- 救護法きゅうごほう
- 1929年にできて1932年から行われた、貧しいお年寄りや子ども、病気の人などを国が救うための法律です。生活保護法ができるまで使われました。
- 休止届きゅうしとどけ別の言い方:廃止届
- 事業所がサービスを休んだりやめたりするときに、前もって指定権者に出す届け出です。利用者がほかのサービスを使えるよう調整する必要があります。
- 急性気管支炎きゅうせいきかんしえん
- かぜなどに続いて、空気の通り道である気管支に炎症が起きる病気です。せきや痰が続き、高齢者では肺炎に進むことがあるので注意します。
- 急性期リハビリテーションきゅうせいきりはびりてーしょん
- 病気やけがの直後、病院で治療を受けている時期に始めるリハビリです。寝たきりによる体の衰えを防ぎ、早く起き上がれるようにすることを大切にします。
- 急性腎障害きゅうせいじんしょうがい
- 脱水・感染症・薬などをきっかけに、腎臓のはたらきが数時間から数日で急に落ちる状態です。早く原因を取り除けば回復することもあります。
- 急性膵炎きゅうせいすいえん
- 消化液をつくる膵臓に急に炎症が起き、みぞおちや背中に激しい痛みが出る病気です。飲酒や胆石が主な原因で、重症になることもあります。
- 急性腰痛症きゅうせいようつうしょう別の言い方:ぎっくり腰
- 物を持ち上げたり、体をひねったりしたときに、急に腰に強い痛みが出る状態です。介護をする人にも起こりやすく、正しい姿勢での介助が予防になります。
- 旧措置入所者きゅうそちにゅうしょしゃ
- 介護保険が始まる前から、市町村の措置で特別養護老人ホームに入所していた人です。負担が急に重くならないよう、特別な扱いが設けられました。
- 吸入薬きゅうにゅうやく
- 口から吸いこんで、気管支や肺に直接届ける薬です。喘息や慢性閉塞性肺疾患で使われます。正しく吸えないと効きにくいため、吸い方の確認が大切です。
- 給付額減額きゅうふがくげんがく
- 保険料を納めない期間が長く、時効で納められなくなった分があるとき、一定期間、保険給付の割合を下げて自己負担を重くする措置です。
- 給付管理きゅうふかんり
- ケアマネジャーが、利用者が使ったサービスの量が区分支給限度基準額の中におさまっているかを確かめ、国保連に給付管理票を出す仕事です。
