高齢者福祉 用語辞典:「た」
120語のうち 1〜80語め(たーみな…〜だつよく…)
- ターミナルケアたーみなるけあ別の言い方:終末期ケア
- 終末期の人に対して、痛みや苦しみをやわらげ、その人らしく穏やかに過ごせるように支えるケアです。
- ターミナルケア加算たーみなるけあかさん
- 人生の最期が近い人に、本人や家族の意向にそってみとりに向けたケアを行ったときの加算です。訪問看護や老健などにあります。
- ターミナルケアマネジメント加算たーみなるけあまねじめんとかさん
- 人生の最期が近い在宅の利用者について、ケアマネジャーが自宅を訪ねて状態を確かめ、主治医などに伝える支援をしたときの加算です。
- 体圧分散たいあつぶんさん
- 寝たりすわったりしたときに、体の一部に強い圧がかからないよう、広い面で支えることです。床ずれの予防の基本です。
- 体圧分散寝具たいあつぶんさんしんぐ別の言い方:体圧分散マットレス
- 体の重さを広い面で受けとめて、一部に圧が集中しないようにするマットレスなどの寝具です。床ずれの予防に使います。
- 体位たいい
- 寝ている、座っている、立っているなど、体がどのような姿勢になっているかのことです。目的や体の状態に合わせて、安全で楽な体位を選びます。
- 第1号被保険者だいいちごうひほけんしゃ
- 市町村に住む65歳以上の人です。原因を問わず、要介護・要支援と認定されれば介護保険のサービスを使えます。保険料は市町村に納めます。
- 第一種社会福祉事業だいいっしゅしゃかいふくしじぎょう
- 特別養護老人ホームや養護老人ホームなど、利用する人の生活への影響が大きく、強い公の管理が必要な社会福祉事業です。原則として国・自治体・社会福祉法人が行います。
- 体位ドレナージたいいどれなーじ別の言い方:体位排痰法
- 痰がたまっている肺の場所が上になるような姿勢をとり、重力を利用して痰を出しやすくする方法です。医師や理学療法士の指導のもとで行います。
- 体位変換たいいへんかん
- 自分で寝返りができない人の体の向きや姿勢を、介助して変えることです。床ずれや関節が固まるのを防ぎ、気分転換にもなります。
- 体位変換器たいいへんかんき
- 寝ている人の体の向きを変えやすくするための福祉用具です。クッションや空気を使うものなどがあり、福祉用具貸与の対象です。
- 退院時共同指導加算たいいんじきょうどうしどうかさん
- 入院中の人が退院する前に、訪問看護の看護師などが病院の医師らといっしょに、退院後の療養について指導を行ったときの加算です。
- 退院時共同指導料たいいんじきょうどうしどうりょう
- 退院する患者について、入院先の病院と、退院後に家でみる医師や訪問看護師などが一緒に、家での療養の指導をしたときの診療報酬です。
- 退院・退所加算たいいんたいしょかさん
- 利用者が病院や施設から退院・退所するとき、ケアマネジャーが病院などの職員から情報を受けて、ケアプランをつくったときの加算です。
- 退院・退所時連携加算たいいんたいしょじれんけいかさん
- 病院などから特定施設に入居するとき、病院などと連携して、入居後の生活について話し合ったうえで受け入れたときの加算です。
- 退院前カンファレンスたいいんまえかんふぁれんす別の言い方:退院時カンファレンス
- 入院中の人が退院する前に、病院の職員とケアマネジャー、在宅の事業所などが集まり、退院後の生活や支援について話し合う会議です。
- 体温たいおん
- 体の温度のことです。測る場所や時間で少しちがい、高齢者は平熱が低めの人も多いため、ふだんの値とくらべて変化を見ることが大切です。
- 体温調節機能たいおんちょうせつきのう
- 汗をかいたり、血管を縮めたりして、体温を一定に保つ体の働きです。年をとると弱まり、熱中症や低体温症になりやすくなります。
- 体幹たいかん
- 頭と手足をのぞいた、胸・おなか・背中・腰などの胴体の部分のことです。体幹が安定すると、座ったり立ったりする姿勢が保ちやすくなります。
- 大規模型通所介護だいきぼがたつうしょかいご
- 前の年度の利用者の数が多い通所介護の区分です。効率よく運営できるとして、通常規模型より報酬の単位が低く決められています。
- 退居時情報提供加算たいきょじじょうほうていきょうかさん
- グループホームや特定施設の入居者が医療機関へ入院するために退居するとき、心身の状況や生活歴などの情報を医療機関に伝えたときの加算です。
- 退去要件たいきょようけん
- 老人ホームなどで、どんな場合に退去しなければならないかを決めた条件です。医療の必要が高くなったときなど、契約の前に確かめておくことが大切です。
- 体験入居たいけんにゅうきょ
- 老人ホームなどに入る前に、短い期間泊まってみて、食事や職員、ほかの入居者の様子などを確かめることです。
- 代行申請だいこうしんせい
- 本人や家族に代わって、地域包括支援センターや居宅介護支援事業者、介護保険施設などが要介護認定の申請を行うことです。
- 滞在費たいざいひ
- 短期入所(ショートステイ)を使うときの部屋代や光熱水費にあたる費用です。低所得の人は特定入所者介護サービス費で軽くなります。
- 第三者委員だいさんしゃいいん
- 事業所の苦情解決に、利用者の立場や外の目線から関わる、事業所とは利害関係のない人です。話し合いに立ち会うこともあります。
- 第三者行為求償だいさんしゃこういきゅうしょう
- 交通事故など、ほかの人の行為が原因で介護が必要になったとき、市町村が介護保険で払った費用を、原因をつくった人に請求することです。
- 体重減少たいじゅうげんしょう
- 体重が減ることです。意図しない体重の減少は、低栄養や病気のサインのことがあるため、定期的に体重を測ることが大切です。
- 対象家族たいしょうかぞく
- 介護休業や介護休暇をとるときの介護の相手となる家族です。配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫が当てはまります。
- 帯状疱疹たいじょうほうしん
- 子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが、体力や免疫の低下で再び活動し、体の片側に帯のように痛みと赤い発疹・水ぶくれが出る病気です。
- 帯状疱疹後神経痛たいじょうほうしんごしんけいつう
- 帯状疱疹の発疹が治ったあとも、その場所に痛みが長く残るものです。高齢者で起こりやすく、早めに帯状疱疹の治療を始めることが大切です。
- 帯状疱疹ワクチンたいじょうほうしんわくちん
- 帯状疱疹や、そのあとに残る神経の痛みを防ぐためのワクチンです。高齢者は定期接種の対象になっており、くわしくは市区町村で案内しています。
- 退所時情報提供加算たいしょじじょうほうていきょうかさん
- 施設から退所する人について、退所後の主治医などに、診療の情報や心身の状況などを文書で伝えたときの加算です。
- 退所時等相談援助加算たいしょじとうそうだんえんじょかさん
- 施設から自宅などに帰る人やその家族に、退所後の生活について相談に乗ったり、市町村などに情報を伝えたりしたときの加算です。
- TAISコードたいすこーど
- 福祉用具の情報をまとめたデータベースで、商品ごとにつけられる番号です。介護保険で借りられる用具かどうかを調べるときなどに使われます。
- 体制届たいせいとどけ別の言い方:介護給付費算定に係る体制等に関する届出書、加算届
- 加算をとるための体制などを、指定権者に届け出る書類です。届け出た体制にもとづいて、加算を算定できるようになります。
- 大腿骨頸部骨折だいたいこつけいぶこっせつ
- 太ももの骨の付け根に近い、細くなった部分の骨折です。高齢者が転んでしりもちをついたときに起こりやすく、手術が必要になることが多いです。
- 大腿骨転子部骨折だいたいこつてんしぶこっせつ
- 太ももの骨の付け根のうち、頸部より少し外側の部分の骨折です。大腿骨頸部骨折とならんで、高齢者の転倒で起こりやすい骨折です。
- 大腸がんだいちょうがん
- 大腸にできるがんです。便に血が混じる・便が細くなる・便秘と下痢をくり返すなどで気づくことがあり、検診での便の検査が早期発見に役立ちます。
- 大腸憩室だいちょうけいしつ
- 大腸の壁の一部が外側にふくらんでできた小さな袋です。年をとると増え、炎症を起こす憩室炎や、急な出血の原因になることがあります。
- 大腸内視鏡検査だいちょうないしきょうけんさ別の言い方:大腸カメラ
- 肛門からカメラを入れて大腸の中を見る検査です。事前に下剤で腸をきれいにし、ポリープがあればその場で切り取ることもあります。
- 大腸ポリープだいちょうぽりーぷ
- 大腸の内側にできるいぼのような盛り上がりです。一部はがんに変わることがあるため、内視鏡で切り取ることがあります。
- 大動脈解離だいどうみゃくかいり
- 大動脈の壁の内側が裂けて、壁の中に血液が流れこむ病気です。胸や背中に突然、裂けるような激しい痛みが起こり、すぐに救急の治療が必要です。
- 大動脈弁狭窄症だいどうみゃくべんきょうさくしょう
- 心臓から全身へ血液を送り出す出口の弁がかたくなって開きにくくなる病気です。高齢者に多く、息切れ・胸の痛み・失神などが出ます。
- 大動脈瘤だいどうみゃくりゅう
- 体の中でいちばん太い血管である大動脈の一部が、こぶのようにふくらんだ状態です。ほとんど症状がありませんが、破れると命にかかわります。
- 第2号被保険者だいにごうひほけんしゃ
- 40歳以上65歳未満で医療保険に入っている人です。特定疾病が原因で介護が必要になったときに、介護保険のサービスを使えます。
- 第二種社会福祉事業だいにしゅしゃかいふくしじぎょう
- デイサービスやホームヘルプ、ショートステイなど、第一種より利用する人への影響が比べて小さい社会福祉事業です。株式会社やNPO法人なども届け出て行えます。
- 大脳皮質基底核変性症だいのうひしつきていかくへんせいしょう別の言い方:CBD
- 脳の神経細胞が少しずつ減っていく病気で、片方の手が思うように使えない、体がかたくなるなどの症状に加え、認知症の症状が出ることがあります。国の指定難病です。
- 貸与価格の上限たいよかかくのじょうげん
- 福祉用具の商品ごとに、全国の平均の貸与価格をもとに決められる、レンタル料の上限です。これをこえると介護保険の対象になりません。
- 貸与と販売の選択制たいよとはんばいのせんたくせい
- 固定用スロープや歩行器、つえの一部などについて、借りるか買うかを利用者が選べるしくみです。専門職が利用者に説明し、選ぶ手伝いをします。
- 代理意思決定だいりいしけってい
- 本人が自分で判断できないときに、家族などが本人の考えや価値観をふまえて、本人に代わって医療やケアの方針を決めることです。
- 代理権だいりけん
- 本人に代わって契約などの法律上の行為をする権限です。成年後見人には広く認められ、保佐人や補助人には家庭裁判所が決めた範囲で与えられます。
- 代理人カードだいりにんかーど
- 本人の預金口座から、家族などの代理人がお金を引き出せるキャッシュカードです。本人の判断能力があるうちに、金融機関で手続きをしておく必要があります。
- 大量調理施設衛生管理マニュアルたいりょうちょうりしせついえいせいかんりまにゅある
- 同じ料理を一度にたくさんつくる施設のために、国が食中毒を防ぐ方法をまとめたものです。加熱の確かめ方や食材・料理の保存のしかたなどが示されています。
- タウたんぱくたうたんぱく別の言い方:タウ
- 神経細胞の中にあるたんぱく質です。異常な形になってたまると、神経細胞のはたらきが悪くなります。アルツハイマー型認知症などで見られます。
- 唾液だえき
- 口の中に出るつばのことです。食べものをまとめて飲みこみやすくしたり、口の中を清潔に保ったりする大切なはたらきがあります。
- 唾液腺マッサージだえきせんまっさーじ
- 耳の下やあごの下など、だ液が出る所をやさしく押してだ液を出しやすくするマッサージです。口のかわきを防ぎ、飲みこみを助けます。
- 高さ調節機能たかさちょうせつきのう
- 介護ベッドの床からの高さを上げ下げする機能です。低くすると立ち上がりや転落時に安全で、高くすると介助する人の腰の負担が減ります。
- 多機能トイレたきのうといれ別の言い方:多目的トイレ、バリアフリートイレ
- 車いすでも入れる広さがあり、手すりやおむつ替えの台などがついたトイレです。駅や公共の建物などにあります。
- タクティールケアたくてぃーるけあ
- 手のひらで、背中や手足をやわらかく包むようにゆっくりなでる、スウェーデン生まれのケアです。不安をやわらげ、心を落ち着かせる効果があります。
- 宅老所たくろうしょ
- 民家などを使って、少人数の高齢者が通ったり泊まったりして過ごす、家庭的な場所です。小規模多機能型居宅介護のもとになりました。
- 多系統萎縮症たけいとういしゅくしょう
- 脳の神経が少しずつ傷つき、ふらつき・動きの遅さ・立ちくらみ・排尿の障害などが組み合わさって進む病気です。国の指定難病の一つです。
- たこたこ別の言い方:胼胝
- 同じ所がくり返しこすれたり押されたりして、皮膚の表面が厚くかたくなったものです。足の裏などにでき、糖尿病の人では傷のきっかけになるため注意します。
- 多床室たしょうしつ別の言い方:相部屋
- 介護保険施設で、2人以上が同じ部屋で生活する相部屋のことです。居住費は個室より安く決められています。
- 多床室の室料負担たしょうしつのしつりょうふたん
- 老健や介護医療院の一部の多床室について、部屋代にあたる費用を利用者が負担するようにした見直しです。
- 多職種連携たしょくしゅれんけい
- 医師・看護師・介護職員・ケアマネジャー・リハビリ職など、ちがう専門職が情報を共有し、協力して利用者を支えることです。
- 多数回該当たすうかいがいとう
- 高額療養費で、1年の間に何度も自己負担の上限に達したとき、4回目からの上限がさらに低くなるしくみです。長く治療が続く人の負担を軽くします。
- タスクシェアたすくしぇあ別の言い方:タスクシェアリング
- 一つの仕事を、いくつかの職種や人で分け合って行うことです。仕事の負担を分け、チームでケアを支えます。
- タスクシフトたすくしふと別の言い方:タスクシフティング
- ある職種が行っていた仕事の一部を、ほかの職種や人に移すことです。介護職の周りの仕事を介護助手に任せることなどがあります。
- DASC-21だすくにじゅういち別の言い方:地域包括ケアシステムにおける認知症アセスメントシート
- 家族など身近な方への質問をとおして、認知機能の低下と生活の困りごとを一緒に評価する方法です。地域で認知症に気づくための道具として使われています。
- 多世代共生たせだいきょうせい
- 子どもからお年寄りまで、ちがう世代の人がともに暮らし、支え合う地域のあり方です。多世代が集まる居場所や住まいづくりなどが進められています。
- 多世代交流たせだいこうりゅう
- 子どもや若い人と高齢者など、ちがう世代の人どうしが交流することです。高齢者の生きがいや地域のつながりづくりに役立ちます。
- 立ち上がりたちあがり
- 座った姿勢から立つ動作のことです。浅く座り、足を少し引き、おじぎをするように前かがみになってからおしりを上げると、立ちやすくなります。
- 立入調査たちいりちょうさ
- 高齢者の命や体に重大な危険が生じているおそれがあるとき、市町村の職員などが高齢者の住まいに入って調査することです。警察の援助を求めることもできます。
- 立ち去り行動たちさりこうどう
- 診察や会話の途中で、急に席を立って出ていってしまう行動です。前頭側頭型認知症で見られることがあり、本人の気持ちが向く短い関わりの工夫がされます。
- 脱健着患だっけんちゃっかん
- 服を着替えるときの基本で、脱ぐときは動く側(健側)から、着るときは動きにくい側(患側)から行うことです。体に負担をかけずに着替えられます。
- 脱水だっすい
- 体の中の水分が足りなくなった状態です。口や皮膚のかわき、尿が少ない、ぼんやりするなどの様子が出ます。高齢者は起こしやすいので注意します。
- タッチングたっちんぐ
- 手や背中にやさしく触れることで、安心や思いやりを伝える非言語的コミュニケーションです。相手が触れられることをいやがらないか配慮します。
- タップテストたっぷてすと
- 正常圧水頭症が疑われるときに、腰から脳脊髄液を少し抜いて、歩き方やもの忘れがよくなるかを確かめる検査です。手術で効果が見込めるかの目安になります。
- 脱抑制だつよくせい
- その場にふさわしい行動をとるための「がまん」のはたらきが弱まることです。前頭側頭型認知症などで見られ、本人の性格のせいではなく病気による症状です。
