高齢者福祉 用語辞典:「か」
338語のうち 241〜320語め(かたかん…〜がんそう…)
- 肩関節周囲炎かたかんせつしゅういえん別の言い方:五十肩
- 肩の関節のまわりに炎症が起き、痛みと動かしにくさが出る状態です。腕を上げる、後ろに回すなどの動作がしにくくなり、着替えや洗髪に支障が出ます。
- 肩手症候群かたてしょうこうぐん
- 脳卒中のあとなどに、まひした側の肩の痛みと、手の腫れ・痛み・こわばりが一緒に起こる状態です。早めのリハビリが大切です。
- 片麻痺かたまひ
- 体の右半分か左半分に麻痺がある状態です。脳梗塞や脳出血などの脳の病気で起こることが多く、脳の傷ついた側と反対側の体に麻痺が出ます。
- かたり商法かたりしょうほう
- 役所や有名な会社などの関係者のふりをして信用させ、商品やサービスを売りつける悪質商法です。「消防署の方から来ました」などの言い方が知られています。
- 角化型疥癬かっかがたかいせん別の言い方:ノルウェー疥癬
- 免疫の力が落ちた人などで、ダニの数がとても多くなり、皮膚が厚くかさぶたのようになる重い疥癬です。うつる力が強く、個室での対応などが必要になります。
- 合算対象期間がっさんたいしょうきかん別の言い方:カラ期間
- 年金の額には反映されないものの、老齢年金の受給資格期間には数えられる期間です。任意加入しなかった期間などが当てはまります。
- 合葬墓がっそうぼ
- ほかの人の遺骨と一緒に埋葬するお墓です。自治体や寺院、霊園などが管理し、受けつぐ人がいなくても供養されるため、費用をおさえたい人などに選ばれています。
- カットアウトコップかっとあうとこっぷ別の言い方:ノーズカットコップ
- ふちの一部が切りとられたコップです。鼻に当たらないので、首を後ろにそらさずに飲むことができ、むせを防ぎます。
- 活動かつどう
- ICFの生活機能の一つで、歩く・食べる・着替えるなど、生活の中で行う動作や行為のことです。
- 活動と参加かつどうとさんか
- 国際生活機能分類(ICF)の言葉で、生活の動作を行う「活動」と、家庭や地域で役割を持ってかかわる「参加」のことです。
- 活動理論かつどうりろん
- 高齢になっても仕事や趣味、人との交流などの活動を続けることが、幸福な老後につながるとする考え方です。離脱理論と対になる理論です。
- 家庭血圧かていけつあつ
- 自宅で、朝と夜など決まった時間に測る血圧です。ふだんの血圧が分かるため、病院で測る血圧とともに治療の大切な目安にされます。
- 家庭裁判所かていさいばんしょ
- 家族や親族に関する問題をあつかう裁判所です。成年後見制度では、申立てを受けて後見人などを選んだり、その仕事を監督したりします。
- 家庭内事故かていないじこ
- 家の中で起きる転倒や転落、おふろでのおぼれ、のどにつまらせるなどの事故です。高齢者では、外の交通事故より多く起きています。
- 稼働率かどうりつ
- 施設のベッドやデイサービスの定員のうち、実際にどれだけ使われているかを表す割合です。介護の事業所の収入に大きくかかわります。
- カナディアン・クラッチかなでぃあんくらっち
- 二の腕をはさむ支えがついたつえです。腕の力が弱い人でも体を支えやすく、歩行補助つえとして介護保険で借りられます。
- カプグラ症候群かぷぐらしょうこうぐん
- 身近な家族などが、そっくりの別人に入れかわっていると思いこむ症状です。レビー小体型認知症などで見られることがあります。
- 寡婦年金かふねんきん
- 国民年金の第1号被保険者として保険料を納めた夫が年金を受けずに亡くなったとき、婚姻期間などの条件を満たす妻が一定の年齢の間受け取れる年金です。
- 粥ゼリーかゆぜりー
- おかゆに専用の材料を加え、ゼリーのようにまとまらせたものです。おかゆから水分が分かれるのを防ぎ、飲みこむ力が弱い人でも食べやすくします。
- 通いサービスかよいさーびす
- 小規模多機能型居宅介護などで、利用者が事業所に通って食事や入浴、交流などをするサービスです。小規模多機能の中心になります。
- 通いの場かよいのば
- 高齢者が歩いて通える身近な場所で、住民が主体となって体操や趣味、交流などを行う集まりです。介護予防の取り組みとして市町村が支えています。
- ガランタミンがらんたみん
- コリンエステラーゼ阻害薬の一つで、アルツハイマー型認知症に使われる飲み薬です。吐き気や食欲の低下などの副作用に注意しながら使います。
- カリウム制限かりうむせいげん
- 腎臓の働きが落ちた人などで、血液中のカリウムが増えすぎないよう食事のカリウムをおさえることです。野菜をゆでこぼすなどの調理の工夫があります。
- 仮徴収かりちょうしゅう
- 特別徴収で、その年度の保険料がまだ決まっていない年度の前半に、前の年の額などをもとに仮の額を年金から差し引くことです。
- 過量販売かりょうはんばい
- ふつう必要な量をはるかにこえる商品を売りつけることです。訪問販売などでの過量販売は、特定商取引法により、一定の期間内なら契約をやめられます。
- 加齢かれい
- 年をとることです。年齢を重ねるにつれて、体や心のはたらきに変化が起きることをさすこともあります。
- 加齢黄斑変性かれいおうはんへんせい
- 物を見る中心となる網膜の黄斑という部分が、年をとることで傷む病気です。見たい所がゆがむ・暗く見える・ぼやけるなどの症状が出ます。
- 加齢性難聴かれいせいなんちょう別の言い方:老人性難聴
- 年をとることで耳の奥のはたらきが衰え、両方の耳が少しずつ聞こえにくくなるものです。高い音から聞こえにくくなるのが特徴です。
- 加齢によるもの忘れかれいによるものわすれ別の言い方:生理的なもの忘れ
- 年をとることで、だれにでも起こるもの忘れです。体験したことの一部を忘れても、ヒントで思い出せることが多く、生活に大きな支障がない点が認知症とちがいます。
- がんがん別の言い方:悪性腫瘍、悪性新生物
- 体の細胞が異常に増え続け、まわりの組織に広がったり、ほかの臓器に移ったりする病気です。年をとるほどかかる人が多くなります。
- 眼圧検査がんあつけんさ
- 目の中の圧力(目のかたさ)を測る検査です。緑内障を見つけたり、治療の効果を確かめたりするために行います。
- 簡易懸濁法かんいけんだくほう
- 錠剤やカプセルをつぶさずに、ぬるま湯に入れてとかし、くずしてから経管栄養の管などで入れる方法です。この方法に向かない薬もあるため、薬剤師に確かめます。
- 簡易浴槽かんいよくそう
- 空気で膨らませたり折りたたんだりできる、持ち運びのできる浴槽です。特定福祉用具販売の対象です。
- 感音難聴かんおんなんちょう
- 耳の奥の内耳や、聞こえの神経の障害で起こる難聴です。加齢性難聴もこの一つで、音が小さく聞こえるだけでなく、言葉の聞き分けもむずかしくなります。
- 感覚障害かんかくしょうがい
- さわった感じや痛み、熱さ・冷たさなどを感じにくくなったり、しびれたりする状態です。けがややけどに気づきにくくなるため注意が必要です。
- 感覚性失語かんかくせいしつご別の言い方:ウェルニッケ失語
- すらすら話せるのに、言いまちがいが多く、相手の話を理解することが難しい失語症です。身ぶりや絵、実物を見せて伝えます。
- 肝機能検査かんきのうけんさ
- 血液検査で、肝臓の細胞がこわれたときに出る酵素などを測り、肝臓の状態を調べる検査です。肝炎や脂肪肝、飲酒や薬の影響を知る手がかりになります。
- 環境因子かんきょういんし
- ICFで、生活機能に影響する外の要素のことです。建物・福祉用具・家族・制度・まわりの人の態度などがあります。
- 環境整備かんきょうせいび
- 利用者が安全に気持ちよく過ごせるように、部屋の明るさ・温度・家具の配置・床の物などを整えることです。転倒の予防にもなります。
- 環境調整かんきょうちょうせい
- 明るさ、音、家具の配置、目印など、まわりの環境を本人に合わせて整えることです。混乱や不安を減らし、自分でできることを増やすことを目指します。
- 間欠自己導尿かんけつじこどうにょう別の言い方:自己導尿
- 自分で尿が出せない人などが、決まった時間に自分で細い管を尿道から入れて尿を出す方法です。管を入れたままにしないため、感染が起こりにくいとされています。
- 間欠性跛行かんけつせいはこう
- しばらく歩くと足が痛くなったりしびれたりして歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる症状です。脊柱管狭窄症や足の血管の病気で見られます。
- 眼瞼下垂がんけんかすい
- 上まぶたが下がって目が開きにくくなる状態です。年をとると増え、視野が狭くなったり、おでこに力を入れて疲れやすくなったりします。
- 眼瞼けいれんがんけんけいれん
- 自分の意思と関係なく、まぶたが閉じたりまばたきが増えたりする病気です。まぶしさや目の開けにくさがあり、歩行や運転に支障が出ることもあります。
- がん検診がんけんしん
- がんを早く見つけて治療につなげるための検査です。市町村が胃・大腸・肺・乳房・子宮のがん検診などを行っています。
- 肝硬変かんこうへん
- 肝臓の炎症が長く続いて、肝臓がかたく小さくなり、はたらきが落ちた状態です。むくみ・おなかの張り・黄疸などが出ることがあります。
- 勧告かんこく
- 事業所が基準を守っていないときに、指定権者が期限を決めて改善を求めることです。従わないと、公表や命令に進むことがあります。
- 喚語困難かんごこんなん
- 言いたい言葉がなかなか思い出せない状態です。「あれ」「それ」が増えることがあり、急がせずに待つことや、言葉を選んで助けることが支えになります。
- 看護師かんごし
- 病気やけがの人の療養上の世話や、医師の診療の補助を行う国家資格です。介護の現場では、訪問看護や施設での健康管理などを担います。
- 看護小規模多機能型居宅介護かんごしょうきぼたきのうがたきょたくかいご別の言い方:看多機、看護小規模多機能、複合型サービス
- 小規模多機能型居宅介護に訪問看護を組み合わせた地域密着型サービスです。医療の必要が高い人も、通い・泊まり・訪問で支えます。
- 看護職員かんごしょくいん
- 看護師と准看護師をまとめた呼び方です。介護保険の人員基準では、多くのサービスで看護職員の配置が決められています。
- 看護体制加算かんごたいせいかさん
- 特養や短期入所生活介護で、常勤の看護師を置いたり、看護職員を基準より多く置いたりしている場合の加算です。
- 看護体制強化加算かんごたいせいきょうかかさん
- 訪問看護などで、急な訪問や特別な管理、みとりなどを多く行う、医療の必要が高い人を支える体制をもつ事業所の加算です。
- 監査かんさ
- 不正請求や虐待などの疑いがある事業所に対して、行政が事実を確かめるために行う調査です。結果によって勧告や指定取消しなどの処分が行われます。
- 監事かんじ
- 社会福祉法人などで、理事の仕事ぶりやお金の管理がきちんと行われているかを調べる役の人です。調べた結果を報告書にまとめます。
- カンジダ症かんじだしょう
- カンジダというカビの一種が増えて起こる感染症です。おむつの中の皮膚や口の中などにでき、赤みやかゆみ、白い苔のようなものが見られます。
- 間質性肺炎かんしつせいはいえん
- 肺の壁の部分に炎症が起こってかたくなり、酸素を取りこみにくくなる病気です。から咳や、動いたときの息切れが少しずつ進みます。
- 患者調査かんじゃちょうさ
- 厚生労働省が、病院や診療所を使う患者の病気の種類や入院の期間などを調べる調査です。認知症などの患者数の推計にも使われます。
- 感情労働かんじょうろうどう
- 相手に合わせて自分の気持ちをおさえたり、表し方を調整したりすることが求められる仕事のことです。介護の仕事もその一つで、心の疲れへの配慮が大切です。
- 間食かんしょく別の言い方:おやつ
- 食事と食事の間にとる軽い食べ物や飲み物です。高齢者には楽しみや水分・栄養を補う機会になり、飲みこむ力に合った形のものを選びます。
- 感震ブレーカーかんしんぶれーかー
- 大きな地震のゆれを感じると、自動で家の電気を止める装置です。地震のあとに電気が戻ったときの火事(通電火災)を防ぎます。
- がん診療連携拠点病院がんしんりょうれんけいきょてんびょういん
- どこに住んでいても質の高いがん医療を受けられるように、国が指定した病院です。専門的な治療や緩和ケア、相談支援などを行っています。
- がん性疼痛がんせいとうつう
- がんそのものや、がんの治療によって起こる痛みです。痛みの強さに合わせた薬などでやわらげることができるため、がまんせずに伝えることが大切です。
- 関節可動域かんせつかどういき別の言い方:ROM
- 関節が動かせる範囲のことです。角度で表し、病気や拘縮があるとせまくなります。
- 関節可動域訓練かんせつかどういきくんれん別の言い方:ROM訓練
- 関節を動かせる範囲を保ったり広げたりするために、手足の関節をゆっくり動かす運動です。痛みが出ない範囲で行います。
- 間接業務かんせつぎょうむ
- 利用者に直接ふれるケアではない、記録・掃除・準備・片付け・会議などの仕事のことです。ICTや介護助手を使って減らす工夫が進められています。
- 間接訓練かんせつくんれん別の言い方:基礎訓練
- 食べものを使わずに行う飲みこみの訓練です。口や舌、のどの体操、首のストレッチなどで、飲みこむ力の土台をつくります。
- 関節拘縮かんせつこうしゅく別の言い方:拘縮
- 関節を長く動かさないことなどで、関節のまわりがかたくなり、動く範囲がせまくなった状態です。毎日少しずつ動かすことで予防します。
- 関節リウマチかんせつりうまち
- 体を守る免疫のしくみが自分の関節を攻撃してしまい、関節が腫れて痛み、進むと変形する病気です。手や指の関節に起こりやすく、朝のこわばりが特徴です。
- 感染経路別予防策かんせんけいろべつよぼうさく
- 標準予防策に加えて、接触・飛沫・空気など、病気のうつり方に合わせて行う感染予防の方法です。
- 感染症対策委員会かんせんしょうたいさくいいんかい別の言い方:感染対策委員会
- 感染症を予防し、広がるのを防ぐための対策を話し合う委員会です。事業所は定期的に開き、結果を職員に知らせることが求められます。
- 感染症対策研修かんせんしょうたいさくけんしゅう
- 感染症の予防や、起きたときの対応について、職員に定期的に行う研修です。手洗いや防護具の使い方なども学びます。
- 感染症の予防及びまん延の防止のための指針かんせんしょうのよぼうおよびまんえんのぼうしのためのししん別の言い方:感染症対策指針
- ふだんの感染対策や、感染症が起きたときの対応の手順などを、事業所がまとめたものです。
- 感染性胃腸炎かんせんせいいちょうえん
- ウイルスや細菌が胃や腸に感染して、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などが起こる病気です。高齢者は脱水になりやすいため、水分の補給が大切です。
- 感染性心内膜炎かんせんせいしんないまくえん
- 心臓の弁などに細菌がつき、炎症を起こす病気です。原因の分からない発熱が続くことがあり、心臓弁膜症のある人は歯や口の清潔を保つことも大切です。
- 感染性廃棄物かんせんせいはいきぶつ
- 血液などがついた物や使った注射針など、感染のおそれがある廃棄物です。決められた容器に分けて入れ、ほかのごみとまぜずに処理します。
- 感染予防かんせんよぼう
- 病気の原因となる細菌やウイルスが、人から人へうつらないように防ぐことです。手洗い、マスク、清潔な環境づくりなどを行います。
- 含嗽がんそう別の言い方:うがい
- 水や薬液を口にふくみ、すすいだりのどをゆすいだりすることです。むせやすい人では、誤嚥しないように姿勢や方法に注意します。
- 肝臓がんかんぞうがん別の言い方:肝がん
- 肝臓にできるがんです。B型・C型肝炎や肝硬変、脂肪肝などがもとになることが多く、定期的な検査で早く見つけることが大切です。
- がん相談支援センターがんそうだんしえんせんたー
- がん診療連携拠点病院などにある、がんについての相談窓口です。患者や家族のほか地域の人も無料で利用でき、治療や生活、お金などの相談ができます。
